【DIGILAB3 登壇企業インタビュー②】深江特殊鋼株式会社 ~LINEWORKSを使ったコミュニケーションツール導入へ~
こんにちは。びんごデジタルラボ事務局です。
10月25日に開催予定の第3回びんごデジタルラボ「DIGILAB3」の開催に先駆けて,登壇予定の企業2社様にインタビューをしてきました。
インタビュー企画第4弾となる本記事では,LINEWORKSを社内のコミュニケーションツールとして活用されています深江特殊鋼株式会社の「執行役員 経営企画室長 木村基良様」へ福山市デジタル化推進課,福山市産業振興課,びんごデジタルラボ事務局でインタビューに伺いました。
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一番スムーズに導入できたのがLINEWORKS
写真中央:木村経営企画室長
- ー早速ですが,LINEWORKSを選ばれた理由をお聞かせください。
木村さん
- :一番の理由はLINEのインターフェイスに慣れている人が多かったことです。新しいことをやろうと思ったときに,中小企業の製造業の方は日々製造作業に当たっている為,覚える為の時間をとりづらいと言う課題があると思います。
忙しい時に新しい道具の操作方法などを覚えることは負荷も大きいと思います。 - 加えて,世代間ギャップという問題もあって,年齢が若い人からすると苦ではない入力操作でも,年齢が上になると難しくなってしまうという事が,新しくデジタルツールを導入するときには生じてしまいます。
その点で,LINEWORKSは導入しやすかったです。
情報を全社員に浸透させる必要があった
- ー社内でメールではなくコミュニケーションツールを活用しようとした経緯は?
木村さん
- :やはり社内のコミュニケーションには時間がかかることですね。全社員に浸透させたい内容でも全員に同じ様に浸透しないということもあるかと思います。当社は100人規模の会社ですが,支店や工場,事務所が福山市内以外にも点在しています。そういった環境もあり,本社からの情報が全社員に伝わっていない事が多く発生していました。
- ですので,どうやって情報を伝えるかは苦慮していました。私自身は前職の業務でコミュニケーションツールを使っており「情報交換の早さ」の重要性を体感していたので導入を決めました。
コミュニケーションツールの導入は社員からの声
- ーコミュニケーションが課題だといった声はどこから上がってきた声でしょうか?
木村さん
- :何名かの社員から,コミュニケーションツールを社内の連絡用ツールとして使いたいと声があがりました。今回は現場の生の声を採用した形になります。導入したいと思っている事項が複数ありますが「会社にとってのインパクト」と「導入して社員みんなが良かったと思えること」を重要視して優先順位をつけております。
- 私自身も,前職ではコミュケーションツールを使って業務をしていたので,その時の情報交換の早さというのは実体験として持っていました。その経験からも絶対にやるべきだと思っていたところに,社員から話があがってきた。当然,優先順位を上げて導入を決定しました。
- ーメールとLINEWORKSの使い分けで意識されていることはありますか?
木村さん
- :お客様の図面だとか資産を扱う部分については,メールを使うようにしています。LINEWORKSは社内のコミュニケーションツールとしての位置づけで活用しています。例えば,工場で不具合が発生した時に情報伝達を電話でしていたら伝わりにくいので写真を撮ってLINEWORKSで報告したり,工程進捗などにも活用しています。
- ー実際にコミュニケーションツールを活用して課題と感じていることはありますか?
木村さん
- :注意している点は,情報過多になってしまうところです。色々なところからリアルタイムに情報が流れてきて,取りこぼしてしまう恐れがあります。また,なんでもLINEWORKSで済ませてしまいがちになるため,定期的に「Face to Face」でのコミュニケーションは大事にするように,社内では徹底しています。
- ーデジタルツールを使いつつ,アナログなコミュニケーションも大切だという事ですね。
木村室長は(社員からの声を柔軟に感じ取り,またご自身の経験も踏まえてコミュニケーションツールの導入をされ,非常に積極性のあるお話を聞かせていただきました。
お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました。
今回インタビューに応じてくださった有限会社広島金具製作所,深江特殊鋼株式会社の2社様がパネリストとして参加頂くDIGILAB3は10月25日の開催を予定しています。
取材者:びんごデジタルラボ事務局
びんごデジタルラボ事務局