企業インタビュー#13 ~イシケン株式会社~
こんにちは。びんごデジタルラボ事務局です。
インタビュー第13弾は,福山市で寝具の製造・販売を行う「イシケン株式会社」様です。
企業 Profile | |
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企業名 | イシケン株式会社 |
本社所在地 | 〒 720-1142 広島県福山市駅家町上山守244番地 |
業務内容 | ・寝具製造会社 独自開発の人工羽毛エアーフレイクを使った寝具製造,直販など |
企業ホームページ | https://www.ishiken-futon.com/ |
イシケン株式会社様はの創業期からの想いである「お客様のニーズ・期待に答える製品を作り続ける」を実現するため,「びんごICT相談所」を活用しECサイトの構築による販路拡大に取り組まれています。
今回インタビューに応じてくださったのは,代表取締役の石川 倫之 様です。
この記事でわかること |
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自社サイトをECサイトへリニューアル。販路拡大へ
ー 早速ですが御社の取り組みについて教えていただけますか?
石川様:弊社は寝具の製造・販売を行なっている企業となります。
もともとはBtoBを中心に事業を展開してきたのですが,今後の成長戦略を踏まえBtoCにも力を入れていくことにしました。取り扱う商品も一般的な寝具だけではなく,アウトドア向け商品の開発も進めました。
まずは商品を知ってもらうきっかけがないことには売上にも繋がらないと考え,もともとBtoB向けに作っていた自社サイトをよりBtoCにマッチしたECサイトにリニューアルし,販路拡大を進めていくことにしました。
ー 石川様は「びんごICT相談所」の伴走支援も活用されていらっしゃるかと思います。
石川様:そうですね。「びんごICT相談所」の伴走支援を2年近く利用させていただいています。
ちょうどコーポレート色が強かった自社サイトをよりECサイト寄りに変えていこうとしていたタイミングで「びんごICT相談所」を紹介いただき,相談させていただくことになりました。
ー ありがとうございます。ECサイトへのリニューアルでどのような変化がございましたか?
石川様:実は,コーポレート色が強かった時代からECの機能は持ち合わせていました。ただ,BtoC向けに作っていなかったこともあり売上も微々たるものでした。
ホームページをBtoC向けのECサイトへシフトチェンジしてからは,以前の2倍以上の売上を記録することができました。
画像:自社ECサイトについて説明する石川様(写真左)
ECサイトを運用する上で大切なマインドセット
ー ECサイトへ方向転換するにあたって,「びんごICT相談所」の伴走支援はどのように役立ちましたか?
石川様:「デザイン」や「広告運用」,「Google Analytics(※1)」,「SEO(※2)」をはじめとしたECサイトを運用する上で必要となる知識や技術を,一から教えていただきました。
- ※1:Google社が無料で提供するWebページのアクセス解析サービス
- ※2:Search Engine Optimizationの略。検索エンジンにおいて特定のウェブサイトが上位に表示されるよう,ウェブサイトの構成や記述などを調整すること
また上記のノウハウに加え,ECサイトを運用する上での「心構え」について熱心にご指導いただいたことが印象的でした。
ー 「心構え」ですか?
石川様:はい。ECサイトを単に商品を売るためのサイトとして捉えるのではなく「自分たちが何者で,どんな思いを伝えるのが大切か」がよくわかりました。
弊社は創業以来「新たな価値を創造することで暮らしを豊かにする」を命題とし,お客様の「ニーズ・価値観」に応える製品を研究・開発し続けてきました。
もちろんお客様に購入してもらいやすいテクニックが詰め込まれたECサイトを作ることも重要ですが,前提となる自社の想いが抜けてしまうと内容も中途半端になってしまいます。
自社努力なしの運用だけでは望む結果は得られないと思います。このように,ECサイトの運用は単純なように見えて実に奥が深い世界です。
ー 参考までにECサイトの運用は自社内で完結させていたのでしょうか?
石川様:広告運用をはじめとした一部の機能については外部の業者に委託しています。
ただ,ホームページ内の画像の入れ替えであったり,HTML/CSS(※3)も0から学習して少しずつですが操作できる様になってきました。最近ではChatGPTを活用して文章の作成やアイデアの壁打ち等もしています。
- ※3:HTMLはウェブページの構造やコンテンツを記述するためのプログラミング言語。CSSはウェブページの見た目やスタイルを定義するためのプログラミング言語。HTML/CSSとセット表記されることが多い。
画像:ECサイトのトップページ。トップページにもたくさんの仕掛けが入っています。
大切なのはまず自分が「理解」すること
石川様:先ほど,一部の機能を外部の企業に委託しているとお伝えしましたが,私の中で一つ大切なポイントがあると考えています。
ー どのようなポイントでしょうか?
石川様:それは,必ず自分で「理解」をしてから委託・相談をするということです。
今回の「びんごICT相談所」も,外部の企業へ作業委託をするときも,まず「何のために委託・相談」をして,「どうしたいのか」を明確にします。
ただ闇雲に第3者を利用するのではなく,まず自分で調べて触った上で相談や委託をする。そうすれば,「ホームページのテイストを明るくしたい」「広告のターゲットを20代から50代に変更する」「ターゲットが子供なので子供向けの文言にする」といったより具体的なコミュニケーションが可能になり,120%のリターンが得られるようになります。
まずは自分で考え,精度を高めるために第3者の目を借りるイメージです。
ー まず自分で「理解」することが大切なんですね。貴重なお話をありがとうございました。
画像:インタビューの様子
インタビュー記者の感想 |
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ECサイトを運営するにあたっての大切な心構え,また「びんごICT相談所」を始めとした第3者をどのように活用するべきなのかについて学ぶことができました。お忙しい中インタビューへご協力いただきありがとうございました。 |
取材者:びんごデジタルラボ事務局