【当日映像公開!】2023年度 第1回びんごデジタルラボイベント『DIGILAB6 ~デジタル化の必要性~』
2023年5月26日(金)に 「2023年度 第1回びんごデジタルラボ『DIGILAB6』」を開催しました!
今年度,最初のDIGILABは「デジタル化の必要性」をテーマに開催しました。
【開催概要】
- ◯ 日時:5月26日(金) 15:00 〜 16:30
- ◯ 開催方式:オンライン(Zoom)と現地参加のハイブリッド開催
- ◯ 参加者:49名
今回は日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 ISVビジネス統括本部 ISVパートナー本部 本部長 清水 豊さんによる基調講演と,東洋電装株式会社 IoTシステム事業開発 プロジェクトマネージャー 岡田 祐介さん,株式会社メディアテック一心 執行役員 経営管理室 副室長 三重 康祐さんに登壇いただき,テーマに沿った講演や,デジタルへの取組み事例紹介をしていただきました。
オンラインと現地参加のハイブリッド形式で実施し,多くの方にご参加をいただきました。ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
〈登壇企業紹介〉
会社名 | 本社所在地 | 事業内容 | 企業HP |
---|---|---|---|
日本マイクロソフト株式会社 | 東京都港区 | ソフトウェアベンダー | https://www.microsoft.com/ja-jp/ |
東洋電装株式会社 | 広島県広島市安佐南区 | 制御盤製作及びシステム開発 | https://t-denso.com/ |
株式会社メディアテック一心 | 広島県福山市赤坂町 | 電気通信工事業 | https://www.mediatec-isshin.co.jp/ |
〈講演内容〉
日本マイクロソフト株式会社 清水 豊さんに「なぜ「いま」デジタル化が必要なのか!」をテーマに講演いただきました。
1 AIの最前線について
いま世間を賑わしているAIについて,マイクロソフト社のBingを使いながら活用事例をご紹介いただきました。
「広島の海に浮かぶマツダロードスター」というキーワードで生成した画像を見ながら,生成系AIの現況を参加者へ伝えていただきました。どのような画像になるのかは,下記URLよりお試しください。
○ Microsoft Bing Image Creator(https://www.bing.com/images/create)
2 マイクロソフトの変革への取組み紹介
「DXの本質は素早く変化し続ける能力を身に付けること。素早く変化することで成長する。」
オフィスツールの事業から始まったマイクロソフトさんは,会社の文化や考え方を変えてクラウドとAIの企業へと進化をしています。その進化の過程で成功以上の失敗をたくさん重ねてきたと説明してくださいました。
「チャレンジを繰り返して,成功するまでチャレンジする」ことがポイントであるそうです。
3 コロナ禍での小さなデジタル化の事例のご紹介
最後にデジタル化の事例として,清水さんのご実家の飲食店での取組みについて説明していただきました。
もともとはコミュニケーションやスケジュール調整など,課題を多く抱えていたそうです。
課題解決の為にMicrosoft Teamsを導入したところ当初抱えていたコミュニケーションの課題改善に加えて,チャットの内容を蓄積することで他の場面でも応用できるなど,様々な副次効果があったというものでした。
またデジタル化のための第1歩として,3つのポイントを示していだきました。
- 1.詳しい人に聞く
- 2.トップダウンで始める
- 3.まずやってみる
〈事例紹介①〉
東洋電装株式会社 岡田 祐介さんより「工場DX化による生産性向上」についてご説明いただきました。
DX第一歩目の踏み出し方
まずペーパーレスとコミュニケーションツールを導入することからデジタル化のスタートを切った東洋電装さん。
社内にDX改善チームを結成し,会社全体を巻き込んでの改善や「デジタル機器を絶対使う」といったルールを決めた取り組みを実施されました。 当初は反対意見もあったそうですが,粘り強く進めることで次第にデジタル活用が「当たり前」に。
東洋電装DXの未来
現在は広島工業大学と工場DXについて共同開発を実施されており,将来的にはデジタルツイン(※)を活用していきたいと展望を語っていただきました。
※デジタルツイン:現実世界の物体や環境から収集したデータを使い,仮想空間上に全く同じ環境をあたかも双子のように再現するテクノロジー
〈事例紹介②〉
株式会社メディアテック一心 三重 康祐さんより「DXの取り組みについて」ご説明をいただきました。
DXへの取組み
建設業を営まれているメディアテック一心さんですが,建設業界も新型コロナウイルスの影響を受け急ピッチで働き方改革を実施しなくてはいけなくなったそうです。DXへの第1歩としてハード面の整備に力を入れ,全社員へのノートPC・スマートフォンの貸与,全国の拠点をつなぐTV会議システムを導入しました。併せて,グループウェア(※)を導入し,スケジュール共有や社内決済,回覧板などの業務効率化を段階的に実施していきました。
※グループウェア:複数の人が参加するグループでの情報の共有など,コミュニケーションをサポートするためのソフトウェア
取組み後の効果と今後の展望
社員の状況が一目で分かるようになったり,社内決裁がスムーズになったりと多くの面で業務効率化の効果があったそうです。
現在はWEB上での経費精算や勤怠管理システムを導入し更なる業務効率化に取組まれております。
また事例紹介の最後にはマイクロソフトさんの講演と同様に「トップダウン」によるデジタル化推進がDXを進めて行く上では重要なポイントであると強調されていました。
〈質疑応答〉
事例紹介のあとは,参加者からの質問に答えるQAコーナーを行いました。
デジタル化への初期費用や導入時に苦労した点など幅広くご投稿いただきました。
たくさんのご投稿ありがとうございました。
画像:Mentimeter(メンチメータ)を使ったQ&A
画像:会場でのQAコーナーの様子
「DIGILAB6」当日映像
〈アンケート実施結果 ※一部抜粋〉
最後に今回のイベントのアンケート結果になります。
「DIGILAB6」全体満足度
N=17
「DIGILAB6」を通してオンラインを活用した業務改善へのモチベーションは向上しましたか
N=17
全体を通して,満足といったご回答をいただきました。
デジタル化への取組みに関するご相談は「びんごICT相談所」でも承っておりますのでお気軽にご相談ください。
次回DIGILAB7のテーマは「オンラインコミュニケーション」で7月末の開催を予定しています。
びんごデジタルラボ事務局